金沢 浅野川洪水 水害被災者の日記

平成20年の金沢市・浅野川洪水で被災者になってしまったマンション住民の日記
<< November 2008 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
 
RECENT COMMENT
PROFILE
テクノラティお気に入りに追加する

にほんブログ村 その他日記ブログ 現実・現在へ



ブログランキング
浅野川 / 洪水 / 水害 / 日記 / 金沢
 
7・28金沢市浅野川大洪水の教訓(今、足下にある危機)
 民間危機管理再生機構[NCMRO]のサイトに、金沢市上殿町会長 村中泰雄さんが書かれた「7・28金沢市浅野川大洪水の教訓(今、足下にある危機)」(PDFファイル3.8MB)が掲載されています。

 写真入りで、洪水当日の避難指示の問題、上流湯涌地区の出水、そして角落としや水門が浸水に及ぼした影響についての考察などが7ページわたって書かれています。村中さんは、新聞報道等で抜け落ちている問題点として

1. 川の逆流(親水用工作物が川の流れを阻害した)
2. 大きな排水口が、川の両岸に数多く存在していること
3. 市と県の仲が悪い(線一本で責任の所在が変わるのでは、住民はたまったものではない)

を挙げておられます。このブログにも目を通しておられるようですが、一度詳しくお話を聞いてみたいと思います。
県議会土木企業委員会:宇野邦夫県議と植田剛史土木部長の発言
 第二回浅野川水害被災者の会住民説明会の翌日、平成20年11月17日に県議会土木企業委員会が行われました。宇野邦夫県議が浅野川水害について、常田功二河川課長と植田剛史土木部長に質問を行いましたが、その内容について不適切な部分があったという意見が、傍聴に行った複数の方から寄せられました。

 宇野邦夫県議の質問の要旨は「住民と、県当局が争うようなことだけはなくしていただいて、お互いに話し合いをして、納得しようとそういう方向で解決していただきたい」ということのようであり、この点に異論はありません。

 ただ、植田剛史土木部長も、宇野邦夫県議自身も、説明会に来ていないため住民の考えを把握していない部分があります。また、宇野邦夫県議の発言には、被災住民を侮蔑しているととらえられても仕方がない表現がいくつもあります。

宇野県議:(シミュレーションについて)「住民のわからん頭のところへこんなもん持ってきたら、いじくらしくて「えーい県は何でも言うとれ、こんなもん」となるだけの話や。」

 説明会では、シミュレーションを20年間仕事で行ってきた住民から、専門的な質問、疑問が呈されました。質問に対しての県からの回答を待っている状態です。いうまでもないことですが、住民はシミュレーションの内容がわからないから怒っているのではありません。シミュレーションの内容に異議を申し立てているのです。

宇野県議:(堤防の切れ目、角落しについて)「あんたらやかまし言うとるんなら川ふさぐぞと言うとらんか、言うとらんのか。言うなら言うてみい。そのへんはどうなんや?文句あるならふさぐぞ、こう言ってやっとるのかどうか?」

 説明会では住民から、角落としは通常は閉めておくべきで、必要なときに開ければよいという意見が出ました。先祖が水防のために作ってくれた堤防に切れ目を作ってしまったことで、バチが当たったという意見もありました。あれだけの浸水被害にあったのですから、堤防切れ目は閉じるべきという住民の意見は当然あります。わたし個人も、ゲリラ豪雨に対応した水防計画ができて、その確実な実行が確認されるまでは、角落としは閉めておくべきだと思っています。

植田土木部長:「まず、水防計画は委員ご指摘の通り、今までさすがにここまで流量が上昇するというものは想定していなかったですが、今日も何点か提案させていただきましたが、さらに安全度を増すような形で、水防計画についてはしっかりと見直していきたい。
 また、地域の皆さん方にも、当然責任はありませんが、お手伝いできるところをお手伝いしてくださいということで、話し合いをしながら進めていきたいと思っている。
 今、住民の方と平行線になっているのは、今回の閉鎖遅れで、わずかながらやはり影響がある。その影響のある部分について、どうして県が補償できないかと住民はおっしゃっている。それに対して県としては、確かに閉鎖が遅れたという事実そのものにつきましては大変申し訳なかったと、その当時からしゃべっているわけですが、ただ、浸水の大きな要因が、閉鎖遅れというよりは、むしろ、はるかに計画を超えた流量、またはるかに想定を超えたスピードで水位が上昇したことに要因がある。そこは、不可抗力の部分があったのではないでしょうか、なんとかご理解いただけませんか、したがって不可抗力の部分についても今後はしっかり安全を増すためには我々は水防計画の見直しをしっかりやることで対応したいと思いますが、ご了解いただけませんでしょうか、ということで住民側にはお願いしていますが、今のところご理解いただけなくて、その部分だけが平行線になっています。」


 植田部長の言う「不可抗力の部分についても今後はしっかり安全を増すためには我々は水防計画の見直しをしっかりやることで対応したいと思いますが、ご了解いただけませんでしょうか、ということで住民側にはお願いしています」という話は、これまで県職員の口からは聞いたことがありません。説明会では住民の迫力におされて、県職員は口にすることができなかったのでしょう。このようなお願いは、植田部長本人が住民説明会に出て、直接住民に伝えるべきことです。なぜそれをしなかったかが大きな問題です。

 宇野邦夫県議にしても、もっと被災者と直接会って話を聞く機会があれば、こんな乱暴な発言は出なかったでしょう。彼は馳さんの批判もしていたようですが、毎週のように被災地を訪れ住民の話を聞く馳さんのことを、一度も住民説明会に来ず、被災者の生の声を聞いていない人に批判する資格はありません。被災者を知らずして洪水を語ることなかれです。

 これ以外にも、常田功二河川課長が、水防計画がいつ頃できたものなのかを答えられなかったこと。宇野邦夫県議が、浅野川水害の次に質問した電線地中化に関する質問の中で、石引の病院を「キチガイ病院」と表現し、直後に「この発言はまずかったかな。これは取り消します」と言ったことも付け加えておきます。
第二回 浅野川水害被災者の会 住民説明会の記事
 取り急ぎ、昨日の第二回浅野川水害被災者の会住民説明会についての記事をリンクします。(新聞社、テレビ局のリンクは数週間で消えるかもしれません)

金沢市議会議員 森尾よしあきさんのホームページ(11/16トップページ)
金沢市議会議員 山野ゆきよしさんのブログ
石川県議会議員 北あつしさんのブログ
金沢市議会議員 フワ大仁さんのブログ
衆議院議員 はせ浩さんのホームページ

asahi.com マイタウン石川
YOMIURI ONLINE 石川

北陸朝日放送 浅野川水害被災者の会が説明会
テレビ金沢 浅野川の水害 県の補償めぐり説明会
石川テレビ 浅野川が氾濫した豪雨災害に対して石川県は
北陸放送 浅野川はんらん

 多くのメディアが関心を持ち、報道してくださいました。

 もし仮に、県の説明に被災住民の“一部”が納得しなかったというのなら、県の落ち度もなかっと言えるのかもしれません。しかし、被災住民は誰ひとり県の説明に納得していません。一般の人からも、県の説明は十分であるという意見は何も聞こえてこない。

 こんなずさんな説明しかできないまま、住民から訴訟を起こされていいんですか?谷本知事さん。
第二回住民説明会の速報
 本日13時30分より17時まで 第二回 浅野川水害被災者の会 住民説明会が、材木町小学校体育館にて行われました。雨の中でしたが、100人を超える参加者に、国会議員、県議会議員、市議会議員、テレビ局、新聞社等たくさんの取材の方が来てくださいました。

 県の顔ぶれは前回とほぼ同じ、知事や知事の代理は来ません。

 県から約1時間、角落としの遅れの説明や、角落としをした場合としなかった場合のシミュレーションの説明があり、その後、住民からの質疑応答になりました。

 前回から、県の説明が変わった点は

・並木町の堤防越えはなかったことを認めた。
・角落としをした場合(浸水量31,000m3)としなかった場合(浸水量23,000m3)の、シミュレーションによる被害の差(浸水量8,000m3=10リットルのバケツで約八十万杯分)を認めた。
・角落としを業者に指示した時刻を、住民が県央土木に電話した8時24分よりあとの、8時25分であることを認めた

など。根気よく追求を続けてきたおかげで、県がこれまで隠してきた県にとって都合の悪い、いくつかの事実を認めさせることができました。

 ただ、想定を超えた洪水であったとして、補償はしないという態度にはついては変わりません。自分たちでは補償について決められない人しか来ていないので、そのように知事から言われているのでしょう。想定問答集を繰り返すのみです。そして、

・住民から電話を受けた県央土木の職員が誰かわからないと言い張る
・実際には浸水していない場所が、シミュレーションでも、実績でも浸水したしたことになっている
・聞き取り調査対象者があまりにも少ないこと(並木町3人、橋場町4人、東山9人)
などなど、県の説明には、あまりにもずさんなことが多く、住民の怒りは最後まで収まることがありませんでした。

 オブザーバーとして同席してくださった、馳浩衆議院議員と中村勲県議会議員から、連絡協議会を作って、今後も住民と県で交渉を続けていくことが提案されました。

 説明会の最後には、土木部国田技監を知事の代理(知事も副知事も部長さえも出てこないので仕方なく馳議員から指名された)として、ひとりひとりの住民が被害額の申告書を書いたものを、5町会のそれぞれの代表が渡しました。

 「このまま、うやむやにされてしまうのではないか」と、最後に苦言を呈されたOさん。絶対にうやむやにはさせません。一緒にがんばっていきましょう。
住民説明会 県は事前回答を拒否
 第二回 浅野川水害被災者の会 住民説明会下記のとおり行われます。
日時:11月16日(日曜日)13時30分から
場所:材木町小学校体育館
 (グーグルマップ)
 ぜひ、多くの方の出席をお願いいたします。

 被災者の会が事前に申し入れていた質問項目に対し(11/7のブログを参照)、県は全ての事前回答を拒否すると通告してきました。

 限られた時間内で、有意義な説明会を行うために、事前に参加者に伝えることができることに対しては、被災者の会として、プリントして配付するなどの配慮をするつもりで、事前に回答を求めたものです。しかし、調べればすぐにわかるようなことまで、何一つ回答しないという県の態度は、明らかに間違っています。

 すでに裁判を織り込んで、自分に不利なことは今後一切公開しないということでしょうか。

 谷本正憲知事、植田剛史土木部長、常田功二河川課長、これらの人の河川管理における無責任さを、明日の住民説明会では、徹底的に追求していきます。
梅の橋前 土砂の撤去
 梅の橋前では、土砂の撤去が始まりました。


 パワーショベルですくって


 ダンプにのせて


 運んで


 袋につめて、運んでいくようです。


 昔からの住民の方に聞くと、浅野川大橋〜梅の橋間で、河底にたまった土砂を運び出すのは、55年前の洪水以来だそうです。毎年園遊会の前にやっていたのは、灯籠流しができるように、土砂を移動していただけだとのこと。

 半世紀にわたってたまった土砂が、ようやく撤去されようとしています。しかし、もっと前にやっていれば、浸水被害が少なくて済んだのではないかという疑問も晴れません。

 洪水前に、55年間たまっていた土砂は、河川計画を立てる際に計算されていたのでしょうか?
知事は来るのか-住民説明会
 第二回 浅野川水害被災者の会 住民説明会下記のとおり行われます。
日時:11月16日(日曜日)13時30分から
場所:材木町小学校体育館
 (グーグルマップ)
 ぜひ、多くの方の出席をお願いいたします。

 テレビ局(県内各局、東京)、新聞社、国会議員、県議会議員、市議会議員と多くの方から、問い合わせや、出席したいというメールをいただいています。

 これだけ多くの方が、関心を寄せてくださっている中で、まったく無関心なのが、谷本正憲石川県知事と、知事部局の人たちです。

 知事部局に対しては、前回の説明会でも出席を促したのにも関わらず欠席し、住民は補償について、被災者支援について、税等の減免についてなど、まったく説明を受けることができませんでした。あさっての第二回説明会には、知事にも出席していただくように被災者の会事務局から申入れをしています。また、わたし自身が、シティカレッジの席において谷本知事じきじきに説明会への出席のお願いを伝えています

 しかしいまだに、知事からも知事部局からも何の連絡もありません。浅野川水害の“角落とし”問題は、全国ネットでテレビ放映されるくらい大きな問題になっているにも関わらず、肝心の石川県の行政の長が無関心という恐ろしい状態です。

 もともと県が誠意をもって被災者に対応していれば、この問題はこんなに長引くこともなく、全国放送されるほど大きな問題になることもなかったのです。内灘町では同様の人災がすでに和解しています。

 問題を大きくした石川県知事と県職員たちにその自覚がないことが、一番の問題だといえるでしょう。
テレビ金沢「検証浅野川はんらん」を検証する
 今日の夕方、テレビ金沢の「びービーみつばち」で「検証浅野川はんらん」が放映されました。
(1) 昌永町では、河底が掘削されていれば氾濫被害を小さくできた
(2) 県も第三者委員会も、今後の河川管理では、住民と行政との協力が必要であるという。しかし、県の堤防閉鎖の遅れの補償を巡って、住民と県との紛争が続いている
この2点が番組の要点だと思います。

 「河底の掘削が急がれる」というアナウンサーの最後のコメントはその通りではあるけれども、もっと別に適切なコメントがあったと考えます。

 「住民との協力が必要というのなら、県はもっと誠意をもって対応にあたるべき」ということを強く言わなければならかったのではないでしょうか。取材にあたった黒口アナウンサーが自分でコメントを出さなかったことにも疑問が残ります。他の番組では、必ず、取材にあたった記者、レポーター、解説委員などが、現場を見た上でのコメントを入れています。

 番組終了後、わたしの妻のところには「被災者感情を配慮しない番組内容だった」という感想のメールが来ました。

 県の角落とし(堤防閉鎖)が間に合わなかった原因についても「急激な水位の上昇によって」という県の言い訳をそのまま伝えていますが、事実はそうではありません。

 既に新聞各社や他社テレビ局の報道で明らかになっているとおり、計画では堤防閉鎖をすることになっていた、はんらん注意水位に達した7時30分から、業者に指示を出した8時25分まで、55分間も放置されていたというのが事実です。

 堤防閉鎖をしなければならないことについて、住民から電話があるまで気づかなかったのではないか、事務所に職員が一人しかいなかったのではないかという疑惑も、テレビ朝日の全国放送で指摘されましたが、まだ解明されていません。

 昨日のテレビ金沢の番組内で、専門家としてコメントを出していた金沢工業大学の岸井徳雄教授は、第三者委員会のメンバーであることも示すべきでしょう。先日の第三者委員会では、とうてい住民には受け入れられない、県に都合のよい内容(角落としをしてもしなくても結果は同じ)が示されました。そのような委員会のメンバーから、住民と行政との協力が必要などと言われても、住民には受け入れられるはずもありません。

 テレビ金沢に対しては、さらなる番組作りの改善を望むのもです。

(追記)
 テレビ金沢に電話したところ、黒口さんからすぐに電話があり、上司にも伝え、今後の番組作りにおいて改善を図りたいとのことでした。すばやい対応で、丁寧に回答されました。

 せっかくの取材が、中途半端な編集で、事実が伝わらないということのないように、今後の局としての、よりよい番組作りのための対応を期待します。
今日 テレビ金沢で浅野川はんらん検証番組
 今日の夕方4:53〜7:00のテレビ金沢「びービーみつばち」で「検証浅野川はんらん」が放映されます。先週、アナウンサーで防災士の資格も持つ黒口啓一郎さんが取材に来てくださいました。録画しておきましょう。
3マンションからの浅野川洪水当日の写真を追加
 浅野川洪水当日に並木町の3つのマンションから撮った写真を公開します。ファイル名が時刻を表しています。時系列で浸水の様子がわかります。高解像度でダウンロードも可能です。洪水の検証のために利用されることを望みます。

並木町3マンションからの浅野川洪水当日の写真

Copyright (C) 2004-2008 lolipop Some Rights Reserved.

Powered by ロリポブログ